2016年 プラハ(チェコ) INCHEBA EXPO


2016年9/29〜10/1
プラハ 時計宝飾展示会(INCHEBA EXPO 2016)

※このメッセの広場は、レクサスのカラーペイントを跳ね上がるCMでも使われています。


チェコには工業国の一面もあります。プラハ在住16年の民宿の方によりますと多種工業製品を
自国生産しているとのこと。ヨーロッパでよく見かける自動車 シュコダ これもチェコ製です。


ドバイ空港の空港内時計には
全てロレックスマークが…
乗り継ぎは深夜でしたが、
免税店は全てOPEN!
まさに不夜城です。
プラハの観光名所 “カレル橋” です。 
遠方には “プラハ城” が臨めます。

プラハ旧市庁舎の天文時計

INCHEBA EXPO 会場
 
 チェコ唯一の腕時計メーカーPRIMです。1949年創業、1990年代まで多くの時計を製造してきました。チェコの民主化に伴い国営から民間企業へ。工場も大幅に縮小しました。驚くのは、ケースからムーブメントまで全てを一貫生産出来るマニュファクチュールであること。自社製の手巻き、自動巻を年間1500個生産。ETAやRondaのムーブ使用の時計を年間5000個生産しているとのことです。

 
 今回の展示会で最もスペースが大きかったのはRHYTHM(日本ではシチズンで販売)です。そして次がSEIKOです。ブースに@…CZ の表記があり期待して話しかけると、展示してあるのはSEIKOでした。スタッフによると、チェコ製はPRIMと新進気鋭の創業4年のメーカーのみとの事でした。ムーブを見せてもらうと、スイス製の機械にアレンジを加えておりこだわりを感じます。ただ1つ残念だったことは、スケルトンから見える仕上げが今一だったこと。これは生産規模によるので仕方がありません。

 
 

 上記の写真は街中の時計店です。アニバーサリークロックが人気です。残念ながら日本のRHYTHM製です。チェコはパリやウィーン以上に中世の面影が残る古い街です。アンティークではチェコ製のクロックが見受けられますが、民主化に伴い国営企業は衰退し、中国製などの商品がどっと流れ込みクロックの生産は止めてしまったようです。チェコ人は、日本の工業製品をとても尊敬しているとのこと。観光客でごった返しているプラハの街を歩きながら、東欧のチェコに限りない親しみと、何か起こりそうな予感を感じました。。。



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池田

デパートの時計修理工房で長年アフターサービスに携わってきました。

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