アームス社(AMS)について
AMS(アームス)の 掛け時計、振り子時計、置時計、機械式クロック ドイツ・AMS社は150年以上の歴史を誇る世界最古のクロックメーカーです。 |
1776年 | ジョセフ・マイヤーはコペンハーゲンにて時計の修理及び販売を行っておりました。 |
1838年 | ジョセフの孫のジャーマン・マイヤーは4人の兄弟同様時計師であり、イングランド南部のレディングに German Mayer Company を設立しました。 |
1841年 | ジャーマンマイヤーの父アンドレア・マイヤーが時計及び部品を発注した書類が残っていることから、1841年がマイヤー時計製造業(現AMS社)の設立年とされる所以です。 |
1900年 | 20世紀に入り、新しいデザインのクロックやミュージックボックス(オルゴール)を生産していました。高圧給配水システムを用いた旋盤・各種工具の導入により生産は劇的に進化しました。第一次世界大戦までは、会社は"ツイン・アラームと呼ばれる時計を英国市場向けに生産をしておりました。 |
1922年 | 会社を商業登記。1954年には、4人の人形が踊る"ミュージック・クロック”を投入、ドイツのブラックフォレストにおける最初のクロックメーカーになりました。 |
1957年 | 工場をシェーンバッハに移動、1959年の年間 11,000台から1972年には 45,000台に生産を引き上げました。当時は、40人が働いておりました。 |
1981年 | 現社長のアルバート・マイヤー氏が経営に参画、その父ハインリッチが社長となり、AMS社は第六世代となりました。 |
2001年 | 新しい倉庫を建設、物流システムを整備。柔軟で効率的に、そして迅速に世界各地のお客様に時計を届けるべく生産を行っております。 |
○AMS社の商品ラインナップ(掛け時計・置時計・振り子時計)
AMS社が目指しているのはEsthetics and Quality(エステティックとクォリティ)です。芸術性と品質と言ったらいいでしょうか?AMS社の商品を見ると、伝統の中に現代的テイストを取り入れている事がわかります。商品は2つのラインナップから構成されています。
(1)エレガントクラッシック
チェリー材、ウォールナットなどの上質な素材を使い、暖か味と自然を感じさせるケース。研磨したガラスや針、スムーズな振り子の動き、高品質のムーヴメント。ウェストミンスターチャイム(Westminster
- Chime)あるいはビンバン打ち(Bim-Bam strike)の音色が世代を越えて喜びを与えてくれます。
(2)トレンド・デザイン
AMS社が新しい形や素材の組み合わせを使うのは、デザインが革新性をもたらし日々の生活に新鮮さを与えると考えるからです。アルミ、ガラス、アクリル、スチール、真鍮など種々の素材を使いながらも、ベースにあるには木材であり伝統と他の装飾品の架け橋となっています。
【AMS社公式サイトより参照しています】
○AMS社 マイヤー社長との出会い
ドイツ・ミュンヘンで2012年2月に開催されたインホルゲンタの時計の展示会、AMS社のブースで掛け時計を見ていると声をかけてくれたのは青い目のきれいなマイヤーさんです。AMS社の新作の置時計、掛け時計、振り子時計そしてAMS社初の鳩時計などいろいろご紹介いただきました。
驚いた事に、彼女は現アルバート・マイヤー社長の娘さんだったのです!AMS社は世界最古のクロックメーカーで150年以上の歴史があるファミリー経営企業です。
後日、AMS社の現社長であるアルバート・マイヤーさんともお話が出来ました。彼は以前、日本の五反田に住んでいた事もあったとの事で少しだけ日本語が話せます。ジェントルマンで、どことなくクリントイーストウッドを彷彿させます。日本の大震災の事をとても心配されていました。小職がデパートで時計の修理をしていた事を話すと機械式時計、振り子時計、ホールクロックなどの話で盛り上がりました。7、8年位前までは日本のデパートでもドイツのクロックが販売されていましたが、現在は殆ど見かけません。マイヤー社長も、とても残念がっておられました。
帰国してしばらくすると、突然マイヤー社長から携帯電話に連絡が入りました。グーテンターク、イケダサン‥‥修理に関するお問い合わせでしたが、まさかドイツから電話をいただけるなんて。。。ドイツの時計を日本で紹介する伝道師になるぞと、改めて心に誓いました。
古き良き時代のマイヤー時計工場
German Mayer